1. ホーム
  2. column
  3. 変形性膝関節症の運動療法、自転車は効果的?

変形性膝関節症の運動療法、自転車は効果的?

変形性膝関節症と診断された場合、ウォーキングなどの運動療法を勧められることが多いです。

変形性膝関節症の運動療法の一つとして自転車に乗ることも効果が見込めるため、おすすめできます。

運動療法として自転車に乗ると期待できる効果や、気をつけるべきポイントを解説します。

変形性膝関節症の運動、自転車に乗ることは効果があるのか、医師が解説します。

変形性膝関節症、なぜ運動療法が大事なの?

変形性膝関節症は、加齢による筋力の低下や肥満などによって膝に負荷がかかり、軟骨がすり減ることによる疾患です。

変形性膝関節症変形性膝関節症は脚の筋力の低下や加齢などの要因によって、膝の軟骨がすり減ることで炎症がおき、膝に痛みを感じる病気です。
初期では歩き始める時に痛みを感じる、正座すると痛い、階段の上り下りが痛いなどの症状が現れます。症状が進行して、末期になると膝の変形が外から見てもわかるようになり、歩くことができなくなってしまいます。
膝の痛みを引き起こす代表的な疾患です。
詳しくは変形性膝関節症とは?の記事もご参照ください。

治療方法には薬物療法などもありますが、それらは痛みを低減する効果を期待するものです。なので膝にかかる負荷を減らし軟骨のすり減る根本的な原因を解決することは難しいのです。

膝の負荷を減らすためには筋力の向上や体重の減量が有効です。そのため、直接的に筋力を向上させることのできる運動療法が有効といえます。

変形性膝関節症のリハビリについて解説した記事

変形性膝関節症のリハビリテーションについては以下の記事でも解説しています。併せてご参照ください。

膝の痛みの軽減が期待できる!自転車に乗ることの効果

関節への負荷軽減

変形性膝関節症の原因の一つに筋力の不足が挙げられます。

自転車では緩やかな膝の曲げ伸ばしが連続するため、低負荷な運動を行うことができます。

自転車に乗り、意識的に筋肉を使うことで筋力が向上が期待できます。

膝への衝撃が少ない

自転車は他の運動に比べると、膝に突然衝撃が加わるようなことが少ないため、比較的安全にトレーニングができます。

運動療法が重要であることは前述の通りですが、それによって怪我や症状を悪化させるようなことがあっては元も子もありません。変形性膝関節症では、膝に強い衝撃が加わることで症状が悪化することがあるため、衝撃の少ない運動を選択することをお勧めしています。

体重のコントロール

運動をすることで消費カロリーを増加させ、減量に繋がります。

自転車による消費カロリーはこちらのサイトで計算できます

また、運動による消費カロリーを計算するときに用いられるMETsは国立健康・栄養研究所で算出されています。他の活動も合わせて確認できますので、興味のある方はご一読ください。

生活習慣に取り入れやすい

お買い物や、ちょっとした外出を自動車から自転車に置き換えることで、日常生活に運動を取り入れられるので継続的に取り組みやすいこともお勧めできる理由の一つです。

当院のリハビリテーションでも日常生活に取り入れやすい運動をお勧めしています。

継続的に低負荷の運動を行うことが重要です。

変形性膝関節症の運動療法として自転車を取り入れる際の注意点

無理な負荷は禁物

運動療法では、強い負荷をかける必要はなく、低負荷の運動を継続することが重要です。

強い衝撃などが加わると症状が悪化することもあります。

難しく考えず、1日15分〜30分程度からはじめてみるのも良いでしょう。

交通ルールを守りましょう

公道を走行する場合は交通ルールを順守し、安全に走行しましょう。

道路交通法は改定されるため、久しぶりに自転車に乗る方はチェックしておきましょう。

自転車の走行ルールについては警察の情報を参照してください。70歳以上の方は部分的に歩道の走行が認められています

また、自転車用ヘルメットの着用を強くお勧めします。

自転車エルゴメーターもお勧め

道路を走行すると転倒や事故などの危険も伴いますので、不安な方は自転車エルゴメーターなどを活用することもお勧めできます。

負荷を調整できるなどのメリットもあります。

変形性膝関節症の運動療法に適切な自転車の選び方

自転車の車種

無理にロードバイクなどのスポーツ車を選ぶ必要はありません

ご自身が乗りやすいものを選ぶようにしましょう。

上り坂など、膝に負荷のかかりやすい場面でサポートしてくれる電動アシスト自転車などもお勧めできます。

また、日本交通管理技術協会では資格を有する整備士によって整備された自転車に発行するTSマークのついた自転車を推奨しています。付帯保険等の制度もあるので、チェックしてみてください。

ギアの選び方

膝への負荷はギアによって変動します。

ギアがある場合には軽いものから始めるようにしましょう。

合わせて検討したい変形性膝関節症の治療

再生医療という選択肢

変形性膝関節症の治療方法の一つとして、再生医療及びそれに準じる治療の選択肢もあります。

膝の組織の再生を促す成分を注入する方法で、体への負担が少ない治療といえます。

手術や入院を避けたい方にぜひ検討いただきたい治療方法です。

変形性膝関節症の再生医療について解説

まとめ:少しずつでも運動の継続が重要です

変形性膝関節症の運動療法の一つとして自転車の効果について解説しました。

自転車に限らず、変形性膝関節症の治療として運動療法は重要です。

低負荷の運動を少しずつでも継続的に行うことが、症状の進行を防ぐためには有効です。

当院でもリハビリテーションを提供していますので、再生医療と合わせてご検討ください。

変形性膝関節症についての記事一覧

変形性膝関節症についてもっと知る

記事をシェアする

表参道イーグルクリニックの治療について

表参道イーグルクリニックでは、関節痛に対して手術・入院不要の再生医療を提供しています。
再生医療では患者様自身の血液や脂肪を利用することからアレルギー反応が少なく、持続的な痛みの軽減を期待できます。

無料電話相談

表参道イーグルクリニックでは、関節の痛みでお悩みの方のご相談にお応えする無料電話相談をお受けしております。
お気軽にお電話ください。

表参道イーグルクリニックについて

表参道イーグルクリニック
住所

〒107-0062
東京都港区南青山3-18-11
ヴァンセットビル2階202号

アクセス

東京メトロ 銀座線/半蔵門線/千代田線
表参道駅A4出口より徒歩1分
エレベーターご利用の方はB3出口をご利用ください

電話番号

0120-355-130

診療日時

10:00〜18:00

診療対象

肘・肩・手首・股関節・膝・足首の関節症など

訪問診療の対応地域

東京都23区全域

無料電話相談、ご予約受付中

※当院は再生医療及びそれに準じる治療を扱う関節治療専門の自由診療クリニックです。

電話をかける