1. ホーム
  2. column
  3. 変形性膝関節症の人がしてはいけないことを整形外科医が解説

変形性膝関節症の人がしてはいけないことを整形外科医が解説

変形性関節症の治療中に、してはいけないことについて解説します。

膝の痛みをさらに悪くしないために、重要なのは膝に負担をかけないことです。

この視点から、してはいけないことについて解説していきたいと思います。

変形性膝関節症の人が、してはいけないこと、やってはいけないことを解説します

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症変形性膝関節症は脚の筋力の低下や加齢などの要因によって、膝の軟骨がすり減ることで炎症がおき、膝に痛みを感じる病気です。
初期では歩き始める時に痛みを感じる、正座すると痛い、階段の上り下りが痛いなどの症状が現れます。症状が進行して、末期になると膝の変形が外から見てもわかるようになり、歩くことができなくなってしまいます。
膝の痛みを引き起こす代表的な疾患です。
詳しくは変形性膝関節症とは?の記事もご参照ください。

してはいけないこと1:急に動いたり止まったりする動作

日常生活でしてはいけないことは「急に動いたり止まったりする動作」です。

急に動く、急に止まるという動作はひざ関節にとって大きな負担になります。これは瞬発力の必要なスポーツをする人に多い動作で、注意が必要です。

具体例)

スポーツが好きな方にとっては辛いと思います。しかし、症状を悪化させないために、適度に自制していただく必要があります。

また、ジョギングなどの有酸素運動は体重の減少に有効です。しかし、膝への負担を考慮するとウォーキングや自転車エルゴメーター(エアロバイク)などに切り替えていただくことが良いと思います。

変形性膝関節症の方に向けて、してはいけない運動、おすすめの運動を解説しています。こちらも併せてご覧ください。

してはいけないこと2:膝を深く曲げる

2つ目の日常生活でしてはいけないことは「膝を深く曲げる動作」です。

膝を深く曲げる動作はひざ関節に大きな負担がかかります。なるべく避けるようにしてください。特に伝統的な和式の生活には要注意です。

具体例)

居間や仕事場など長時間過ごす場所では、椅子やソファーを使用しましょう。また、トイレの便座は和式ではなく洋式に変えるなどの対応が望ましいです。

敷布団を使用すると、日々布団を上げ下げしなければならず、その際にひざに負担がかかります。また、布団から立ち上がる際にも膝にかなり負担がかかってきますので注意しましょう。

可能であればベッドを使用されることをおすすめします。

してはいけないこと3:飲酒・喫煙

3つ目の日常生活でしてはいけないことは「お酒とタバコ」です。

タバコに含まれる成分が、体内のビタミンCを減少させるという報告があります。ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠です。コラーゲンは軟骨の材料になるので、喫煙は避けるべきです。

また、アルコールは軟骨の弾力性を低下させます。弾力性が低下すると軟骨の摩耗しやすい状態に変えてしまいます。

毎日お酒とタバコの両方を摂取している方もいらっしゃると思います。今日からでも量を減らしていくことを始めてみましょう。

最後に

変形性ひざ関節症の方がしてはいけないことについて3つご紹介させていただきました。

「してはいけない仕事」についても解説しています。

膝の痛みで日常生活に支障をきたしている方は、ぜひ当院の無料電話相談もご活用ください。専門のスタッフがご案内いたします。

変形性膝関節症についての記事一覧

変形性膝関節症についてもっと知る

記事をシェアする

表参道イーグルクリニックの治療について

表参道イーグルクリニックでは、関節痛に対して手術・入院不要の再生医療を提供しています。
再生医療では患者様自身の血液や脂肪を利用することからアレルギー反応が少なく、持続的な痛みの軽減を期待できます。

無料電話相談

表参道イーグルクリニックでは、関節の痛みでお悩みの方のご相談にお応えする無料電話相談をお受けしております。
お気軽にお電話ください。

表参道イーグルクリニックについて

表参道イーグルクリニック
住所

〒107-0062
東京都港区南青山3-18-11
ヴァンセットビル2階202号

アクセス

東京メトロ 銀座線/半蔵門線/千代田線
表参道駅A4出口より徒歩1分
エレベーターご利用の方はB3出口をご利用ください

電話番号

0120-355-130

診療日時

10:00〜18:00

診療対象

肘・肩・手首・股関節・膝・足首の関節症など

訪問診療の対応地域

東京都23区全域

無料電話相談、ご予約受付中

※当院は再生医療及びそれに準じる治療を扱う関節治療専門の自由診療クリニックです。

電話をかける