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膝の裏が痛いときに考えられる病気

歩くために大切な役割を果たしている膝ですが、時に膝の裏が痛いという症状が現れることがあります。[1]

例)

・膝の裏が痛くて腫れなどもある
・膝の裏が痛いだけではなく、ぐらぐらと安定しない
・膝が動かしづらい

など

膝の裏が痛いとき、その原因のほとんどは骨や軟骨、靱帯が何らかの原因で損傷したことによるものと考えられます。また、時には命に係わる危険性のある病気が原因であることもあります。

具体的にどのような原因が考えられるか、今回は見ていきましょう。

骨や軟骨が原因の病気

変形性膝関節症

変形性膝関節症とは、加齢による軟骨の劣化や肥満による負荷などの原因で、膝の軟骨がすり減り炎症が起こる病気です。初期は歩き始めや立ち座りなどの動作で、膝の裏に痛みを感じることがありますが、進行すると安静時にも痛むこともあります。

変形性膝関節症の場合、ひざの裏の痛みのほかに見られる症状は、炎症によって腫れたり水が溜まったり、関節の変形が進行することなどがあります。

変形性膝関節症の人のひざ関節では、半月板のすり減り、関節軟骨のすり減りが見られます。

変形性膝関節症について詳しく解説した記事もご参照ください。

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関節リウマチ

関節リウマチは体内の免疫系が異常を起こし、関節に存在する滑膜にリンパ球などが集まって慢性的な炎症が起こる病気です。

本当はウィルスなどを攻撃するはずの免疫ですが、異常を起こすことにより自分を攻撃するようになることがあります。免疫は全身に関わるため、複数の関節を攻撃し、手足の複数の関節に症状が生じます。

症状としては膝の痛みのほかに腫れやこわばり、発熱などの症状も見られます。また進行すると関節が変形してしまい、膝関節の場合は歩行に支障が出ます。(膝などに起こるときは、ほぼ左右同時に痛みなどの症状が現れます。)

膝と共に指の第二関節も腫れて痛む場合はリウマチの可能性も考え、採血検査も必要となる場合がありますので一度お近くの整形外科・膠原病内科などを受診することをお勧めします。

半月板損傷

膝関節の骨と骨の間(大腿骨と脛骨の間)には半月板という特殊な軟骨があり、主に衝撃を吸収して分散させる役割を担っています。運動によるダメージや加齢などにより、これが切れることがあり、特に後根と呼ばれる場所に断裂が起きると、膝の裏に痛みが出ることがあります。痛みの他に引っかかりの症状が生じることがあります。

靱帯・筋肉などが原因の病気

靭帯損傷・捻挫(ねんざ)

スポーツや事故などで外部から強い力が加わり、膝にある4つの靱帯のいずれか、また複数が損傷した状態が靱帯損傷です。また、一部が損傷していて関節の適合性が保たれている場合は捻挫と呼びます。

膝の裏が痛いときは、特に後十字靭帯の損傷である場合が考えられます。

靭帯が損傷された場合、痛み以外の症状では腫れや内出血が起きたり、膝の動きが制限されたりといったものが見られます。また適切な治療を受けていない状態では膝が安定せずグラグラした状態になることもあります。早めの治療が大切です。

ベーカー嚢腫(のうしゅ)

膝の関節包の裏側に本来ないはずの袋状の構造物ができ、中に液体(滑液)がたまることをベーカー嚢腫といいます。膝の裏が腫れを自覚するほど大きくなった場合、曲げづらい、膝を伸ばすと痛むなどの症状が現れることがあります。

中高年の大人によくできることがあるといわれていますが、時には子どもにできることもあります。

腓腹筋症候群

腓腹筋は特に立っているだけでも使われます。そのため、疲労が溜まりやすく、傷めやすい筋肉であり、日常生活で起こりやすい膝の裏の痛みの原因でもあります。

特に走る・跳ぶといった要素が多いスポーツでは、瞬間的にひざの裏を伸ばすため、大きな負担がかかり痛みが生じやすいです。また、ボールが強く当たるなど、打撲が原因で痛めるケースもあります。

腓腹筋を守るために、まずは日常生活の中でもなるべく膝に負担をかけないようにしましょう。立ち仕事をするときには適度に休憩を挟むことや、スポーツをする前に、よく準備運動をすることが推奨されます。

膝の調子が悪いことを自覚したときには無理をせずに休むことはもちろん、正座やしゃがむなど、膝を強く曲げる動作も避けたほうがよいでしょう。

痛みの程度によっては畳の生活から椅子を使う生活に変えたほうがよいこともあります。日常的に立ち仕事や頻回の曲げ伸ばしが避けられない場合には医師の指導のもとサポーターなどを使う方法もあります。

命に係わる危険性のある病気

上記では、骨や関節、靱帯の異常による症状を説明しましたが、それ以外に場合によっては危険な状態になる病気も存在します。

深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)

同じ姿勢が続くことなどで足の血流が悪くなり、静脈に血栓(血の塊)ができることで生じる病気です。別名エコノミークラス症候群といわれることもあります。

ふくらはぎに痛みが出ることが多いのですが、血栓ができた部位によっては膝や膝の裏に痛みが生じることがあります。

片足が腫れる、痛むなどの症状の他、血栓が血流に乗って肺などの大きな血管につまることがあります。この場合では一刻も早い治療が必要です。

もし、乗り物に長時間乗ったあとなどに膝裏の痛みと共に急激な息苦しさなどを感じた場合には、すぐに医療機関を受診しましょう

受診の目安とポイント

骨や軟骨、靱帯の損傷などの問題がある場合は、放っておくことや早期に適切な治療を受けないことで、膝がグラグラするなどの症状が残ってしまう場合もあります。

膝の裏が急に痛み始めたなど、症状に気づいた時点で早めに受診するのがよいでしょう。

また、慢性的な痛みが続いている場合にも一度受診しておきましょう。

受診時には、いつから痛むか・どんな痛みか、特に痛む動作があるかといった情報や、以前に膝などをケガした病歴などを伝えるようにすると、医師の診断にとても役立ちます。

当院でも無料の電話相談を受け付けています。併せてご活用ください。


1 . Ikeuchi M, Izumi M, Aso K, Sugimura N, Tani T. Clinical characteristics of pain originating from intra-articular structures of the knee joint in patients with medial knee osteoarthritis. SpringerPlus 2013, 2:628

監修 郷 真知 医師

どすこい膝クリニック 代表医師
日本整形外科学会認定整形外科専門医

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