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変形性膝関節症はどんな人に多いの?なりやすい人の特徴を解説!

院長 郷真知

記事監修 表参道イーグルクリニック代表医師 日本整形外科学会認定整形外科専門医

院長 郷 真知

変形性膝関節症になりやすい人の特徴と予防方法を解説!どんな人々がこの症状になりやすいのか、日常生活で気をつけるべきポイントをご紹介します。誰にでも役立つ予防法を知り、変形性膝関節症からの健康な日常を送りましょう。

変形性膝関節症、どんな人がなりやすいの?

どんな人に多い?変形性膝関節症になりやすい人の特徴

変形性膝関節症変形性膝関節症は脚の筋力の低下や加齢などの要因によって、膝の軟骨がすり減ることで炎症がおき、膝に痛みを感じる病気です。
初期では歩き始める時に痛みを感じる、正座すると痛い、階段の上り下りが痛いなどの症状が現れます。症状が進行して、末期になると膝の変形が外から見てもわかるようになり、歩くことができなくなってしまいます。
膝の痛みを引き起こす代表的な疾患です。
詳しくは変形性膝関節症とは?の記事もご参照ください。

変形性膝関節症の原因は様々ですが、なりやすいと考えられている人の特徴を解説します。

高齢の方

変形性膝関節症の原因の一つに加齢による筋力の低下が挙げられます。

年齢とともに筋力が低下するため、体重を支える膝の周りの筋肉が衰えてしまい、膝の関節に負担がかかることで変形性膝関節症になりやすいと考えられています。

そのため、高齢の方は日頃から膝のトラブルのチェックが必要です。

女性の方

体重や筋肉量、女性ホルモンなどの要因から女性の罹患者が多い病気として知られています。

罹患者数は男性860万人、女性1670万人と推定されており、女性の罹患者数は男性の約2倍と言われています。

軟骨の生成に関わる女性ホルモンの一種、エストロゲンが閉経とともに減少することで、膝の軟骨がすり減りやすくなると考えられています。

肥満の方

肥満傾向の方は変形性膝関節症になりやすいことが知られています。

膝は体重を支える役割を担っています。膝にかかる負荷は階段を昇る時で体重の6〜7倍にもなると言われています。

そのため、体重が重いと膝の関節の負担も大きくなります。

過度の負荷

膝の負荷が大きい仕事をしている人も変形性膝関節症になりやすいと考えられています。

重いものを運ぶ人、膝の負荷が高いスポーツをする人などが該当します。

運動習慣がない人

運動習慣がないと膝の周りの筋肉が衰えやすいと言えます。

過度に運動する必要はありませんが、ウォーキングや水中歩行など軽度な運動習慣を身につけるようにしましょう。

変形性膝関節症の予防方法

変形性膝関節症のリスクを下げるために、日常からできることを紹介します。

適切な体重維持

体重を適切な範囲に保つことで、膝への負担が減り、変形性膝関節症の予防に役立ちます。また、肥満傾向にあるとリスクが増大します。

そのため、食事の量を適切にコントロールし、バランスの取れた食事をとりましょう。

減量が膝の負担を減らします。予防の効果があるとともに痛みの原因を解消できるので治療とも言えます。

適切な体重の算出方法やおすすめの運動については以下の記事も参考にしてみてください。

適性体重の計算方法について紹介しています。

適度な運動

ウォーキングやジョギング、水中歩行、ヨガなど、継続的な運動習慣は膝の周りの筋力を向上させ、変形性膝関節症のリスクを低下させます。

まずは運動習慣を身につけることをお勧めします。いつも運動する習慣がない人にとって、突然運動を始めるのは億劫なものです。

まずは軽度のウォーキングなど、負担の少ないものから始めてみましょう。

変形性膝関節症の予防には筋力の向上が必要です。

関節への負荷軽減

歩き方に注意してみましょう。自分では歩き方の癖は気づきにくいものです。

X脚やO脚、回内足や回外足などの特徴はありませんか?

歩き方を改善することで膝にバランスよく荷重がかかり、負担が分散されます。

自分の歩き方の問題を知り、正しい歩き方を学ぶためにも、理学療法士などの専門家による歩行指導を受けてみることをお勧めします。

禁酒・禁煙

過度の飲酒や喫煙は変形性膝関節症のリスクを増大させます。

膝関節症に関わらず、健康を阻害するリスクが知られていますので、可能であればすぐにでもやめましょう。

早期発見と早期治療の重要性

初期症状の確認

変形性膝関節症の初期には歩き始める時に膝に痛みを感じる、正座すると膝が痛い、階段の上り下りで膝が痛い、などの症状が現れます。

思い当たることがあれば、医師の診断を受けることをお勧めします。

整形外科の受診

膝に違和感を感じたら整形外科を受診しましょう。

変形性膝関節症は罹患者数が多く、初期段階では「年齢を重ねたら、膝が痛いのは普通のこと」と考えられてしまうこともあります。しかし、自然治癒は見込めず、重症化すると介護が必要になることもあります。

介護を避けるためにも、早めの受診をお勧めします。

適切な治療方法の選択

治療方法には、大きく分けて保存療法、再生医療、手術療法があります。

治療方法について詳しく解説した記事がございますので、そちらも参照ください。

リハビリテーションの重要性

リハビリテーションも合わせて実施することをお勧めします。どの治療方法を選択したとしても、根本の原因は普段の歩き方や体重のコントロール、日常の運動習慣などにあります。

痛みの再発を防ぎ、症状の進行を止めるためにはリハビリが必要なのです。

専門家のアドバイスを受けよう

医師の診断と治療計画

変形性膝関節症は自然治癒が見込めない病気です。膝には血管や神経、リンパ管などが乏しく、組織の再生が見込めないからです。

また、放置すると介護が必要になることが多いことも知られています。

膝に違和感を感じたらまずはかかりつけの整形外科を受診しましょう。

当院でも無料の電話相談を受け付けています。

リハビリテーションの専門家の指導

変形性膝関節症の治療は運動療法が重要です。そのため、リハビリテーションの専門家の指導を受け、トレーニングや歩行指導を受けることを検討しましょう。

リハビリの重要性や取り組みについては以下の記事でも紹介しております。ご参照ください。

まとめ

変形性膝関節症になりやすい人の特徴と変形性膝関節症の予防方法について解説しました。

思い当たる点がある方は、小さなことからでも予防をはじめてみましょう。

当院でも通話無料の電話相談を受け付けていますので、ご心配な方はお電話ください。

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院長 郷真知

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