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ゴルフ肘を自分で治すストレッチ法

ゴルフ肘

2024/09/26

肘内側部の痛みを生じるゴルフ肘を発症し、自分で治す方法を探している方も多いのではないでしょうか?ゴルフ肘は、正式には上腕骨内側上顆炎という疾患であり、ゴルフ動作時などの肘や手首への負担によって発症します。

今回は、自分自身で行えるストレッチの方法や、整形外科を受診する重要性などについて解説します。ゴルフ肘の症状で悩んでいる方や、自分で治す方法を探している方は、ご紹介するストレッチ方法や対処法をぜひ試してみてください。

自宅でできるゴルフ肘に効くストレッチ

ゴルフ肘とは

ゴルフ肘とは、ゴルフ動作などによって肘や手首に負担がかかり、肘の内側に存在する腱に炎症が生じることで肘内側部の痛みを生じる疾患です。正式な疾患名は、上腕骨内側上顆炎といいます。

ゴルフや日常生活での肘や手首の使いすぎ、体の柔軟性や筋力低下、加齢による退行性変化などが原因となり発症します。また、ゴルフ初心者の場合は、正しいゴルフスイングが行えていないことが起因となるケースもあるため注意が必要です。

軽度のケースでは、薬物療法や物理療法、リハビリテーションなどの保存療法が行われ、重度の場合は再生医療や手術が適応となる疾患です。

ゴルフ肘の症状

ゴルフ肘を発症した場合は、肘の内側部に痛みや腫れ、発赤などの炎症症状がみられ、腕の曲げ伸ばしや物を持ち上げる動作時などに支障をきたします。また、症状が中等度から重度のケースでは腕を使用する生活動作の多くが制限される場合があるため注意が必要です。

このような症状によって日常生活の制限が多くみられる場合や、症状が一向に改善しない方、繰り返しゴルフ肘を発症する方などは、早期に整形外科を受診して専門医に相談するようにしてください。

ゴルフ肘を自分で治すストレッチ

ゴルフ肘を自分で治す方法を探している方に向けて、簡単に行えるセルフストレッチの方法をご紹介します。今回は腕前面の筋肉のストレッチと、肩から肩甲骨周囲の筋肉をほぐす運動方法について解説します。肘内側部に付着する腕前面の筋肉だけでなく、肩や肩甲骨の柔軟性の改善もゴルフ肘の解消には重要な要素となります。

セルフストレッチを生活に取り入れる際には、筋肉を無理に伸張しすぎないように注意し、可能であれば起床後と入浴後のタイミングに行うようにしましょう。ゴルフ肘を自分で治す方法が分からないという方は、以下にご紹介するストレッチ方法をぜひ試してみてください。

ストレッチ方法

腕前面の筋肉のストレッチ

  1. 肘を伸ばした状態で水平となる位置まで前方に腕を上げ、手の平を上に向ける
  2. 手の平を対側の手で把持し、下方に下げながら手前に引く
  3. 腕前面の筋肉の伸張を感じた位置で止め、15秒×4セットほどストレッチを行う
  4. 対側も同様に行う

胸筋から腕前面筋のストレッチ

  1. 体幹部を真っすぐに保持した状態で横向きに寝て、両股関節、両膝を軽度曲げる
  2. この姿勢で両肘を伸ばした状態で両手の平を合わせ、肩が90°となる位置で前方に腕を置く
  3. 上側の腕を肘を伸ばした状態をキープし、天井方向→後方の順に体幹を後方に回旋しながら大きく動かし、胸を開きながら胸筋から腕前面筋をストレッチする
  4. この運動を左右ともに10回ほど繰り返す

※腕を後方に動かすと同時に、背骨や肩甲骨を一緒に動かすように意識しましょう

肩回しストレッチ

  1. 両肘を曲げて両手を肩の上に置く
  2. 曲げた状態の肘を、前方→上方→外側→後方の順に、肩甲骨の動きも意識しながら大きく10回ほど回す
  3. 同様に反対回りの肩回しを10回ほど行う

※後方に肘を回す際には、背筋を伸ばして胸を張ることを意識しながら行いましょう

整形外科受診の重要性

自分自身で体の状態を判断することや、症状を軽視してしまうと、重度のゴルフ肘へ進行する危険性があるため注意が必要です。重度の状態に進行したゴルフ肘は、保存療法での完治が難しくなり、手術適応となる可能性があります。

軽度の肘内側部の痛みであっても、整形外科を受診して医師の診断を受け、早期に保存的治療を開始することで症状の緩和が期待できます。ゴルフ肘の症状で悩んでいる方や、自分で治す方法が分からない方は、整形外科の専門医に相談するようにしてください。

ゴルフ肘を防ぐための予防策

ゴルフ肘を防ぐための予防策としては、前述した自分で治すセルフストレッチを習慣的に行うことや、正しいゴルフスイングを理解することが重要となります。筋力や柔軟性といった身体的な要因を解消するだけでなく、プレーの質を高めることも意識的に行ってみてください。

正しいスイングを覚えよう

ゴルフ肘は、体の柔軟性や筋力低下、加齢による退行性変化などの身体的要因による問題だけでなく、ゴルフスイングの質的な問題が関与することで、手首や肘への負担が増す危険性が高まります。これらの問題を解消するためには、ストレッチなどのセルフケアを習慣的に行いながら、正しいスイングを覚えることが重要となります。

症状が軽度のケースでは、ゴルフ肘を自分で治すストレッチ方法や、正しいスイングを学ぶことで症状の緩和や再発予防の効果が期待できます。中等度から重度の症状の場合は、早期に整形外科を受診して医師の診断を受けるようにしてください。ゴルフ肘を自分で治す方法が分からない方や、症状が改善せずに悩んでいる方は、先ずは当院の無料電話相談までご相談ください。

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