今回は変形性膝関節症や膝裏&膝の内側の痛みに関与している筋肉(ハムストリングス)と予防方法ついてお話したいと思います。
目次
ハムストリングスとは
ハムストリングスは4つの筋肉で構成されており、ふとももの裏側に位置しています。お尻の出っ張り(坐骨結節)から始まり膝の外側や内側、膝裏に付着しています。
ハムストリングスは股関節の伸展(後ろに伸ばす)、膝関節の屈曲(曲げる)動作に関与します。
また、ハムストリングのもう一つの重要な役割として「蹴りだし」動作があります。歩行時やランニング時に必要になります。そのためアクセル筋とも言われています。
例えば、歩行中に脚を前に出したり、スポーツでは瞬発的な動作、ダッシュをする時に脚を前に出す動作などに関与し、とても重要な役割を果たしています。
ハムストリングスが衰えると?
ハムストリングが硬くなったり、弱くなってしまうと膝を曲げ辛くなります。
また、脚を前に出す力が弱くなり、膝関節にダメージが加わることで、膝裏、膝の内側の痛みの原因になります。
例えばデスクワークなど、長時間同じ姿勢でいるとハムストリングが硬くなりやすく、骨盤の歪み、腰痛になる可能性もあるのでご注意ください。
ハムストリングが硬くならない為に、簡単なストレッチ方法を解説します。
ハムストリングスのストレッチ方法
やり方
1.椅子に浅く 腰を掛けます。
2.右膝をできるだけ伸ばし、かかとを床につけて、つま先を持ち上げます。
3.この状態で上半身を前に倒していきます。
4.太ももの裏側が伸びていることを感じたら、心地よいところで止めて10秒間キープします。
5.次に反対側も同様に行います。
6.左右交互に3回ずやってみましょう。
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最後に
今回は変形性膝関節症や膝裏&膝の内側の痛みに関与する筋肉について解説しました。
次回は、膝関節への負荷を軽減させるハムストリングスのトレーニング方法についてお話します。
また、当院では膝専門のリハビリもご提供しておりますので一度お気軽にご相談ください。