⑥膝を曲げ伸ばしすると「パキッ」と音がするのはなぜ?(1/2)
今回は膝関節の痛みの原因の1つのタナ障害(滑膜ひだ障害)についてお話したいと思います。
タナ・滑膜ひだとは
ひざには、胎児のときに一時的につくられた関節腔の隔壁の遺残と考えられている「滑膜ひだ」という膜が複数存在します。その膜のうち、膝蓋骨(しつがいこつ:膝のお皿)と大腿骨の内側の間にある膜(内側滑膜ひだ)が関節鏡で見ると棚状に見えることから、「タナ」と呼ばれています。
滑膜ひだは成長の過程でなくなっていくものですが、半数ほどの人はこの「タナ」を持ったまま生まれてきます。そのこと自体は問題ではありませんが、この「タナ」が炎症を起こすとタナ障害となって、ひざの内側に痛みが生じます。

原因
原因はオーバーユース、つまり使いすぎであることが多いです。スポーツなどでひざの曲げ伸ばしを過剰に行うと、タナが骨とこすれたり関節に挟まったりすることがあり、それによって炎症が起こります。
「タナ」の形状は細いものや厚みのあるものなど様々ですが、特に厚みがあり太い(幅が広い)タナの場合、炎症が見られやすい傾向があります。
症状
タナ障害の場合、次のような症状が現れやすいでしょう。
・ひざの内側にひっかかり感がある
・膝を曲げるとに「パキッ」「コリッ」など膝から音がする
・ひざを曲げると内側、お皿の下が痛い
最後に
今回はタナ障害(滑膜ひだ障害)の原因、症状についてお話させていただきました。
次回は、タナ障害(滑膜ひだ障害)の「治療方法」、「トレーニング方法」についてお話します。
また、当院では膝専門のリハビリもご提供しておりますので一度お気軽にご相談ください。

監修 郷 真知 医師
どすこい膝クリニック 代表医師
日本整形外科学会認定整形外科専門医
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