1. ホーム
  2. column
  3. 膝を曲げ伸ばしすると「パキッ」と音がするのはなぜ?(1/2)

膝を曲げ伸ばしすると「パキッ」と音がするのはなぜ?(1/2)

お悩み/症状

2023/05/19

院長 郷真知

記事監修 表参道イーグルクリニック代表医師 日本整形外科学会認定整形外科専門医

院長 郷 真知

今回は膝関節の痛みの原因の1つのタナ障害(滑膜ひだ障害)についてお話したいと思います。

膝からパキッと音がする?タナ障害とは何か。

タナ・滑膜ひだとは

ひざには、胎児のときに一時的につくられた関節腔の隔壁の遺残と考えられている「滑膜ひだ」という膜が複数存在します。その膜のうち、膝蓋骨(しつがいこつ:膝のお皿)と大腿骨の内側の間にある膜(内側滑膜ひだ)が関節鏡で見ると棚状に見えることから、「タナ」と呼ばれています。

滑膜ひだは成長の過程でなくなっていくものですが、半数ほどの人はこの「タナ」を持ったまま生まれてきます。そのこと自体は問題ではありませんが、この「タナ」が炎症を起こすとタナ障害となって、ひざの内側に痛みが生じます。

パキッと音がする原因

原因はオーバーユース、使いすぎである場合が多いです。スポーツなどでひざの曲げ伸ばしを過剰に行うと、タナが骨とこすれたり関節に挟まったりすることがあり、それによって炎症が起こります。

「タナ」の形状は細いものや厚みのあるものなど様々ですが、特に厚みがあり太い(幅が広い)タナの場合、炎症が見られやすい傾向があります。

タナ障害の症状

タナ障害の場合、次のような症状が現れやすいでしょう。

膝の内側に引っ掛かり感がある

膝を曲げる時に、パキッ、コリッなどの音が鳴る

膝を曲げると内側やお皿の下が痛い

最後に

今回はタナ障害(滑膜ひだ障害)の原因、症状についてお話させていただきました。

次回は、タナ障害(滑膜ひだ障害)の「治療方法」、「トレーニング方法」についてお話します。

また、当院では膝専門のリハビリもご提供しておりますので一度お気軽にご相談ください。

記事をシェアする

無料電話相談

表参道イーグルクリニックでは、関節の痛みでお悩みの方のご相談にお応えする無料電話相談をお受けしております。
お気軽にお電話ください。

お悩み/症状についてもっと知る

記事監修医師

院長 郷真知

記事監修 表参道イーグルクリニック代表医師 日本整形外科学会認定整形外科専門医

院長 郷 真知

表参道イーグルクリニックについて

表参道イーグルクリニック
住所

〒107-0062
東京都港区南青山3-18-11
ヴァンセットビル2階202号

アクセス

東京メトロ 銀座線/半蔵門線/千代田線
表参道駅A4出口より徒歩1分
エレベーターご利用の方はB3出口をご利用ください

電話番号

0120-355-130

診療日時

10:00〜18:00

診療対象

肘・肩・手首・股関節・膝・足首の関節症など

訪問診療の対応地域

東京都23区全域

無料電話相談、ご予約受付中

※当院は再生医療及びそれに準じる治療を扱う関節治療専門の自由診療クリニックです。

電話をかける