今回は変形性膝関節症や骨盤の安定性、膝の内側の痛みに関与している筋肉「股関節の内転筋群」とそのストレッチ方法ついてお話したいと思います。
目次
股関節内転筋群とは
股関節の内転筋群は5つの筋肉(大内転筋、長内転筋、短内転筋、恥骨筋、薄筋)で構成されており、太ももの内側に位置しています。
股関節の付け根から太ももの内側や膝の内側に付着しています。
主な役割としては、脚を閉じる動きや骨盤の安定性維持に関与しておりとても重要な筋肉です。
股関節は肩の関節と同様に自由度が高く様々な方向に動かす事ができるため、複数の筋肉によって支えられています。 逆に言えば、とても不安定な関節です。 なので、どこかの筋肉が弱くなるだけでも様々な悪影響を及ぼします。
股関節の内転筋群が弱くなったり、硬くなってしまうと、歩行中などの安定性の低下や変形性膝関節症、がに股、膝の内側の痛みなどの症状が発生しやすくなってしまいます。
股関節の内転筋群が硬くならない為に、簡単なストレッチ方法をお教えするので是非お試しください。
ストレッチ方法
やり方
1.椅子に浅く腰を掛けます。
2.右膝を90°に曲げて左足をまっすぐ伸ばします。
3.息を吐きながら上半身を股関節から前に倒していきます。
4.股関節の付け根が伸びているのを感じたら10秒間キープします。
5.次に反対側も同様に行います。
6.左右交互に3回ずやってみましょう。
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最後に
今回は変形性膝関節症や骨盤の安定性、膝の内側の痛みに関与している筋肉(股間節の内転筋群)とそのストレッチ方法についてお話させていただきました。
次回は、骨盤の安定性を維持するために必要な内転筋群のトレーニング方法についてお話します。
また、当院では膝専門のリハビリもご提供しておりますので一度お気軽にご相談ください。