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足の付け根の痛みの原因と治療方法

股関節の痛み

2024/08/06

院長 郷真知

記事監修 表参道イーグルクリニック代表医師 日本整形外科学会認定整形外科専門医

院長 郷 真知

足の付け根が痛いことで困っているという方も多いのではないでしょうか?足の付け根が痛い場合は、外傷による炎症や骨折、変形性股関節症、リウマチなど原因は多岐にわたるため、自己判断せずに早期に整形外科を受診し、専門医に相談することが重要です。

今回は、足の付け根が痛いことで悩んでいる方に向けて、痛みの原因と治療方法について解説します。足の付け根の痛みが完治しない方や、症状が繰り返し現れている方はぜひチェックしてみてください。

脚の付け根が痛い時考えられる病気

足の付け根が痛い原因とは?

足の付け根が痛い原因としては、外傷や捻挫・骨折による痛み、変形性股関節症、リウマチなどの影響が考えられます。先ずは、痛みが発生している原因が何であるのか、整形外科で医師の診断を受けることが重要です。それぞれの原因について以下に解説しますので、ご自身の症状との関連性を確認してみてください。

外傷や捻挫・骨折による痛み

足の付け根が痛い主な原因としては、捻挫などの外傷や骨折の可能性が疑われます。外傷には軽度の炎症から重度の骨折まであり、レントゲンやMRI検査などを用いた画像診断で判断します。

症状が軽度の場合でも骨折が存在するケースもあるため、足の付け根が痛い方は自己判断せず、整形外科で検査を受けるようにしましょう。

関節の変形による痛み:変形性股関節症

足の付け根である股関節の痛みが長期的に継続しているケースでは、変形性股関節症を生じている可能性があります。変形性股関節症とは、股関節を形成する骨盤側の臼蓋と大腿骨頭に変形を生じ、痛みや腫れなどの炎症症状、日常生活に支障をきたすほどの歩行や動作の障害が現れます。

リウマチによる痛み

リウマチは、免疫異常によって関節の炎症や破壊、変形を生じる自己免疫疾患です。症状が進行したケースでは、日常生活に支障をきたし、手術が適応となる可能性があります。血液検査や画像診断などによってリウマチの有無を判断します。

足の付け根の痛みの治療法

足の付け根が痛い場合の治療法について解説します。今回は、湿布の利用方法、ストレッチなどのセルフエクササイズ、薬物療法、再生医療をご紹介します。

足の付け根が痛いことで困っている方は、これらの治療法をぜひ試してみてください。

安静と温湿布の利用

炎症を生じている痛みには、患部を休ませる安静と抗炎症作用を含有した温湿布を使用することが効果的です。安静によって関節や筋肉などの組織にかかる負担を軽減し、抗炎症作用のある温湿布を使用することで、痛みの緩和や血行促進などの効果が期待できます。

ストレッチやエクササイズの実施

足の付け根が痛い場合は、体幹部から股関節を中心としたストレッチや筋力トレーニングを行うことをおすすめします。ストレッチは、関節や筋肉の柔軟性を高めて患部の血流を改善します。

筋力トレーニングは、筋力低下や関節の不安定性を改善し、外力などの体への負担を軽減させます。これらのセルフエクササイズを一緒に行うことで、痛みの改善や予防の効果が期待できるため、足の付け根が痛い方は無理のない範囲で試してみてください。

痛みを和らげる薬物療法

炎症由来の痛みには、前述した抗炎症作用や鎮痛作用を含有した薬物療法が効果的です。薬物療法の種類としては、湿布や塗り薬などの外用薬と内服薬があります。臓器への負担、薬の強さ、他の薬との飲み合わせ、用法用量など、使用時には注意点が多いため、整形外科を受診してご自身に合った薬物療法を受けることをおすすめします。

再生医療という選択肢

当院では、自分自身の血小板に含まれる活性の高い成長因子を活用した、PRP-FD療法という再生医療に準ずる治療を行っています。PRP-FD療法は、組織の治癒を早める効果や、治りにくい組織を修復させる効果が期待できます。

PRP-FD療法について詳細を知りたい方は、いつでも当院にご相談ください。

足の付け根の痛みに注意が必要な場合

足の付け根が痛い場合に注意が必要な例としては、痛みがひどくなる方や痛みが長引く方です。これらの症状を生じている方は、状態が悪化している危険性が高いため、早期に整形外科を受診して医師の診断を受けてください。

痛みがひどくなる場合

痛みがひどくなる場合は、炎症が悪化して症状が進行している可能性が考えられます。適切な治療を受けているケースでは、経過とともに症状の軽減が実感できます。

状態が悪化している場合は、関節や筋肉などの組織への負担が掛かり続けている可能性や、適切に治療が行えていないことが考えられます。重度の状態に進行させないように、早期に適切な治療を受けるようにしましょう。

痛みが長期間続く場合

痛みが長期間続く場合は、重度の状態に進行している可能性が考えられます。慢性症状へ移行しているケースでは、関節の破壊や変形などを生じている危険性が高く、痛みなどの症状が強く出現している場合は、手術が適応となることがあります。足の付け根が痛い症状が長期的に続いている方は注意してください。

まとめ:足の付け根に痛みを感じた時は整形外科を受診しましょう

足の付け根が痛い原因は、外傷による炎症や骨折、変形性股関節症、リウマチなど多岐にわたるため、症状を軽視して自己判断することは危険です。症状が改善しない方や、繰り返し生じている方は、早期に整形外科を受診して専門医に相談するようにしてください。

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